パソナグループは、伊藤忠商事傘下で総合人材サービスを提供するキャプラン(東京都港区。売上高151億円、営業利益△3億500万円、純資産3億7200万円)の株式85.51%を取得し、子会社化することを決議した。取得予定日は2012年3月26日で、伊藤忠が日本航空からキャプランの株式33.40%を取得したうえで、保有する52.11%を合わせた計85.51%をパソナグループに譲渡する。キャプランは株主である伊藤忠商事や日本航空グループのほか、商社や製造業、流通などの分野で大手企業を中心に総合人材サービスを提供している。パソナは貿易や英文などの専門スキルを必要とする事務や秘書などの専門職の育成に注力している。キャプランを取り込み、専門分野の人材派遣を強化するほか、教育研修におけるメニューの多様化などを進める。取得価額は非公表。